優しさはあとからついてくる。

なんだかとってもイライラしていた。

わたしはいつもそうだ。

何か気に入らないことがあると、すぐに腹を立ててしまう。

今日もそうだった。

直接的にわたしのミスで忘れたわけではないのに、わたしが上司に怒られて、その忘れ物を休憩中に車で取りに行く羽目になり、とにかく腹を立てていた。

イライラしながら運転していたのだけど、ふと思った。

「あ、またイライラしてるなわたし。なんで、こんなに短気なのやろ」と。

そのときだった。右斜めを走っていた赤い車が前に割り込みたそうにウインカーをあげてきた。

わたしは、とにかくイライラしてたのだけど、何の気なしにスピードを緩め前に入れてあげた。

そしたら、その赤い車は「ありがとう」のウインカーを二回点滅させた。

すると、どうだろう。

あんなにイライラしていたはずのわたしだったのに、その瞬間、不思議とやさしい気持ちに包まれたのだ。

何気なく他人を思いやる行動が、感謝されるに至り、苛立ちで混沌とした心に優しさの明かりを灯したのだ。

たった前をゆずっただけのこと。そんな小さなことだけど、「ありがとう」の気持ちが生まれるのだな。

わたしは逆に、その赤い車に「ありがとう」と言いたくなった。

おかげで嘘みたいにイライラが晴れたのだから。

わたしは自然とほほえんでいた。

そこで思ったのだけど、イライラしてるときや憂鬱なときは、人の役に立てること、人を喜ばせられることをする。もしくは、考える!とどうだろう。

そうしたら、自分もまわりもハッピーになれて、一石二鳥なのではなかろうか。

きっと、優しさはあとからついてくる。

心を変えられるのは、行動なのかもしれない。

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